電線の導体サイズ単位「SQ」「㎟」「AWG」の違いと変換方法

電線の導体サイズ表記「SQ」「㎟」「AWG」とは?
電線やケーブルの導体サイズの単位は地域や用途によって異なります。日本では「SQ(スケア)」、ヨーロッパでは「㎟(平方ミリメートル)」、北米では「AWG(American Wire Gauge)」という単位が一般的に使用されています。本記事では、それぞれの違いや用途、さらに単位間の変換方法を詳しく解説します。
各単位の特徴と違い
① SQ (スケア)
日本国内では電線サイズを「SQ」と表記しますが、これは断面積 (㎟) を意味します。
- 例) 2SQ = 2㎟
- 一般的に、設備工事や電気配線で使用されます。
② ㎟ (平方ミリメートル)
ヨーロッパをはじめとする世界各国で標準的に用いられている単位です。
- 数字は断面積を直接示します (例: 1.5㎟、2.5㎟)
- SQ と同じで、数字自体は同義です (例: 2SQ = 2㎟)
③ AWG (American Wire Gauge)
米国で主に使われる規格で、導線の直径に基づいてサイズを示します。
AWG の数値が小さいほど導体のサイズは大きくなります。
例:
-
- 14AWG (2.081㎟) → 家庭内配線
- 24AWG (0.205㎟) → 通信ケーブル
SQ、㎟、AWG の変換表 (代表例)
SQ (㎟) | AWG 規格 | 用途例 |
0.5 | 20 AWG | 信号線、低電流制御回路 |
0.75 | 18 AWG | 制御線、照明配線 |
1.5 | 16 AWG | 一般家庭用電源、標準機器配線 |
2.5 | 14 AWG | コンセント回路、家庭用配線 |
2.5 | 14 AWG | 一般設備配線、工業用設備 |
2.5~4 | 14~12AWG | 空調設備、産業機器 |
10 | 8 AWG | 産業機械、大電流用途 |
25 | 4 AWG | 工場設備、電力用配線 |
※数値は概略値であり、製品規格により若干の違いがあります。
導体サイズの適切な選び方
導体サイズを選ぶ際のポイントは次の通りです :
- 必要電流容量を基準に選定 (アンペア数に対応したサイズを選ぶ)
- 用途や設置環境に応じた規格を選択 (AWG、㎟、SQ)
- 規格に基づく配線の互換性を確認
HELUKABEL の導体サイズ選定サポートと製品ラインナップ
HELUKABEL は、国際的な規格に準拠した幅広いサイズのケーブル製品を取り揃えています。
ヨーロッパ規格 (㎟) はもちろん、日本の標準規格 (SQ) および北米規格 (AWG) 対応製品も豊富に提供しております。
お客様の用途に最適な製品選定から、特殊な規格やサイズに関するカスタマイズも可能です。ぜひお気軽にご相談ください。
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